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こんにちは、「shisei整体院」です。
いろいろな腰痛④の続きです。
内臓からの腰痛
内臓の様々な病気から腰痛が発生することが分かっています。
尿管結石
腎臓で作られた排泄物、つまり尿は膀胱を経由し、尿道を通って排出されていきます。その経路の中に、結石と呼ばれる結晶のかたまりが出来ることがあります。カルシュウム、アンモニウム、尿酸などの結晶になるのです。
これが、「尿管結石」と呼ばれる病気です。
とにかく痛い。脂汗が出るほど痛い!
経験者は皆、そのように語ります。
尿がつくられて腎臓は両方の脇腹にあり、膀胱は股にあります。それをつなぐのが尿管。
とても腰に近いために、尿管の痛みを最初は腰痛思うケースがあるのです。
腎臓病
細菌が尿道から入り込んで、膀胱、そして腎盂まで到達して炎症を引き起こす感染症があります。
「急性腎盂腎炎」といいます。
炎症が起きると、わき腹にある腎臓が腫れ上がるので腰が痛くなったと勘違いしてしまうことがあります。
ほかにも、糸球体腎炎といった腎臓病があります。
腎臓が悪い場合、血尿や発熱、尿中の白血球増加といった症状も起きてきやすいので、腰痛と共にそのような症状があるかどうかを注意したいものです。
子宮の病気
体の中に出来るデキモノ、腫瘍には、筋腫と肉腫があります。
筋腫は良性であって、筋肉から発生して膨らんでいきます。
体の中でも子宮が一番筋腫ができやすい部分です。
「子宮筋腫」と呼んでいます。
子宮筋腫になり、筋腫が大きくなっていくと、周辺を圧迫し始めます。
骨盤神経が圧迫されると、腰痛という症状となって現れてくるのです。あるいは、尿道や膀胱を圧迫すると排尿に問題が出てきますし、直腸を圧迫すれば便秘になったりもします。
女性が子供を宿す準備として、子宮の内側に厚い粘膜を作り出します。
妊娠していない場合は4週間後にその粘膜が剥がれ落ちて、月経として排出されていきます。
その粘膜が、子宮の内側でないところ、卵巣や卵管直腸などにできてしまう病気があります。
「子宮内膜症」といいます。
子宮内膜症になると、腰の仙骨の近くに集まっている神経を圧迫するために、腰痛という症状が出てきます。
胆石
肝臓で作り出される胆汁が固まったものを、「胆石」といいます。
これが胆嚢や卵管にたまると痛みを発生させ、腰痛となって出てくることもあるようです。
高カロリーな食事をしているとこの病気にかかりやすいようです。コレステロールがか固まって胆石となるのですね。
こんにちは、「shisei整体院」です。
いろいろな腰痛③の続きです。
関節からの腰痛
関節の炎症から腰痛を引き起こされることがあります。
椎間関節症(ファセットシンドローム)
背骨は「頸椎」「胸椎」「腰椎」がつながってひとつづきの骨です。
中央の穴が開いたメンディングテープのような骨が24個積み重なったようだ、といえるでしょうか。
その背骨と背骨を繋ぐ関節を「椎間関節」と呼んでいます。
その椎間関節が強い力で圧迫されたり激しく回転すると、関節が押しつぶされてしまい炎症を起こすのです。
「椎間関節症候群」と呼ばれています。
別名、ファセットシンドロームとか、ファセット症候群ともいいます。
腰の部分が痛んだりしびれたりという症状が出ます。
体の動きが制限されたりもします。
背中を強くそるような姿勢が特に負担を大きくするようです。
スポーツ選手が傷めることも多いですね。
また、年を取るにつれて椎間関節の軟骨が摩耗したり、骨に変形が生じたりして、関節への負担が増えることもあります。
背骨と背骨の間にある椎間板が損傷して痛みを生じさせる椎間板ヘルニアとほぼ同じ個所が患部となるために、診断がなかなか難しいようです。
この椎間関節症には、不思議な症状が伴うことがあります。
傷めたのは背骨なのに、足の付け根やお尻といった離れた場所が痛んだりしびれたりするのです。「関連痛」と呼んでいます。
仙腸関節症候群
首から「頸椎」「胸椎」「腰椎」とつながってきた背骨は、その下の「仙骨」の乗っています。その「仙骨」の左右に「腸骨」がついています。いわゆる腰骨のことです。両手を腰に当てると触れる骨ですね。
仙骨や腸骨周辺を「骨盤」と呼んでいます。
真ん中に仙骨、左右に腸骨が一つずつ、この3枚の骨が大きくいって腰を構成する骨なのです。
仙骨と腸骨の間の関節を「仙腸関節」といいます。
つまり仙骨の左右に、2つの仙腸関節があるという訳です。
この関節がどのように動き、体の動きに作用しているかは、現在も研究中のようです。
前屈みになったり、歩いたりするときにこの関節が活躍していると言われています。
この関節が炎症を起こして腰痛の原因になるというのです。
「仙腸関節症候群」と言われています。
横になっていれば痛くないのに、座ると激痛が走るいうのが特徴です。
仙腸関節症候群になる原因は色々とあげられています。
出産・不自然な姿勢・クローン病・潰瘍性大腸炎などです。
仙腸関節症候群は、レントゲンやMRIといった画像判定がしにくく、診断の難しい炎症です。
こんにちは、「shisei整骨院」です。
いろいろな腰痛②の続きです。
骨からの腰痛
骨の病気から腰痛になるケースもあります。
年を取ってから、ふと立ち上がろうとして激痛に見舞われた。がん治療が終わって何年か経つのだけれど、最近腰が痛くて仕方がない。
こんな場合は、骨の異常が腰痛を引き起こしているのかもしれません。
骨粗鬆症
更年期の女性がよくかかるのが「骨粗鬆症」と呼ばれる病気です。
骨はもともとギッチリ詰まっているわけではなく、網の目のように空間があり、軽く出来ています。
正常な密度であれば必要な強度が保たれるのですが、年齢が進んでくると女性ホルモンの関係で骨がもろくなってきてしまいます。
網の目の空間が空きすぎてスカスカ状態になると、立ち上がる、かがむ、軽いものを持ち上げるといった普通の動作さえ支えきれなくなってしまうのです。
そこで起こるのが、圧迫骨折です。つまり、背骨が潰れて、砕けてしまいます。
それが神経を圧迫すると、しびれや痛みが生じてきて、腰痛を引き起こすのです。
骨肉腫
がんは体のどこに発症するか、わかりません。
がんを治療して、切ったり消したりしても、その後別の場所でがんが発症することがあります。
転移です。
骨のがんを「骨肉腫」といいます。
背骨に転移した骨肉腫を発症すると、腰痛として現れてくることがあります。
がん細胞は普通の細胞と違って、異常に増殖を繰り返し、どんどん大きくなっていきます。
そのため、腫瘍が肥大すると圧迫骨折してしまったり、神経が圧迫されてしびれや痛みが生じてきます。腰痛の裏には、大きな病気が隠れている場合があるのです。
神経の圧迫
脊椎からの腰痛や、骨からの腰痛では、神経への圧迫が痛みやしびれを引き起こすケースが多くあります。
神経への圧迫があると、血液が流れなくなります。
長時間正座していると足が痛くなったりしびれますね。
あれが簡単な神経圧迫といえるでしょう。
神経に血液が流れなくなると神経が信号を出して、それがピリピリしびれを引き起こすのです。
火災報知器が警報を鳴らすのと同じです。
「血液が来ていません!このままでは組織が死んでしまいます!」
神経が叫びをあげているのです。
この叫びを無視すると、しびれが麻痺の変わってきます。
麻痺すると何も感じません。
切れても、炎症を起こしても、何も感じないのです。
火災報知機の電源を切ってしまったようなものです。
大変危険です。
痛み しびれ 麻痺
この段階を進んでしまう前に、必要な治療を行っていきましょう。
こんにちは、「shisei整体院」です。
色々な腰痛①の続きです。
脊椎からの腰痛
脊椎の変形や骨折から腰痛が起こることも見受けられます。
若い頃からテニスをしていたら、腰が痛くなり、続けられなくなった。別に無理なことはしていないのだけど、年を取ってから腰が痛くて仕方がない。
トラック運転手として全国を飛び回っていたのに、今は腰痛で動けない。
原因は様々でも、脊椎の問題を抱えてしまい腰痛を引き起こしているケースがあります。
脊椎(せきつい)とは「背骨」のこと
脊椎とは、よくいう「背骨」のことです。
背骨は32個~34個の骨でできています。
頭の下、首の部分を「頸椎」といい、骨が7個、その下の背中の部分が「胸椎」で12個の骨、その下の腰の部分が「腰椎」で5個の骨、その下に「仙骨」が5個の骨、お尻の部分が「尾骨」で3~5個の骨でできているのです。
また、骨と骨の間にはやわらかいクッション材が挟み込まれていて、これを「椎間板」といいます。
だるま落としの間にまんじゅうがはさまっているようなものですね。
脊椎分離症
人体の骨の模型を見たことがありますか?
背骨は背中側に、恐竜のような尖りが一つずつ出ています。
この「棘突起」の部分が骨折して脊椎本体から離れてしまうのを「脊椎分離症」といいます。
スポーツによる疲労骨折が原因のほとんどです。
骨折してしまうと、その周りの筋肉や靭帯が代わりに体を支えるようになり、筋肉や靭帯が弱い場合は疲労から痛みを感じます。
脊椎すべり症
脊椎分離症で離れた背骨本体が、体の前の方へすべってきてしまうのを「脊椎すべり症」と呼んでいます。
本来あるべき位置からずれるのを、神経を圧迫し、しびれや痛みを生じます。
椎間板ヘルニア
背骨と背骨のあいだにはさまっているクッション材である椎間板に亀裂が入り、中身が飛び出てしまうのを「椎間板ヘルニア」といいます。背骨の周りには神経が通っており、その神経を圧迫してしびれや痛みを引き起こします。だるま落としの間にはさまっているマンジュウのアンコがはみ出てくるようなものです。
変形性脊椎症
背骨と背骨の間にはさまっているクッション材である椎間板が、老化によって変形してしまったり、背骨自体に棘のような突起が出てきてしまうのを、「変形性脊椎症」と呼んでいます。
脊椎の中心にある脊髄や神経が圧迫されて、痛むことがあるのです。
だるま落としのあいだのマンジュウがしなびてしまい、だるま落としのコマとコマがぶつかるようになるのと似ています。
こんにちは、「shisei整体院」です。
筋肉からの腰痛
筋肉の過緊張や損傷から腰痛になるケースが多く見られます。
疲労を押して仕事を続けていたら、ある日突然腰に激痛がはしり、動けなくなった。の試合中に、思わず無理な姿勢で力を入れたとたん、腰が固まってしまった。
しばらく前から、腰に痛みを感じてはいたのだけれど、周囲に心配かけると思ってだましだまし動いていたところ腰痛になってしまい、とうとうベッドから起きられなくなってしまった。状況は様々でも、筋肉を損傷していると腰の痛みが生じるのです。
筋筋膜腰痛症 腰痛症
体は基本的に骨や関節、筋肉などの相互作用によって動きます。骨と骨を筋肉がつなぎ、その筋肉が伸びたり縮んだりすることで体が動くのです。
筋肉は、例えていえばゴムのような性質を持っています。
脳から指令がいくと筋肉が緊張して縮みます。
また、脳から指令がいくと筋肉が緩和して伸びます。
そんな作用を起きているあいだずっと繰り返しているのです。
ところが、その筋肉の緊張が普通以上になって固まってしまい、緩和しなくなることがあります。「筋肉の過緊張」といいます。
また、筋肉は細い線維がたくさん集まって伸び縮みしているのですが、その繊維が切れてしまうことがあります。「筋肉の損傷」といいます。
この筋肉の過緊張や損傷が起こると大変痛いです。これを、「腰痛症」「筋筋膜性腰痛症」と呼んでいます。
筋筋膜腰痛症の原因
筋筋膜萎縮症は、筋肉への過重な負荷が原因です。
「蓄積型」
長期にわたる筋肉への負荷があり、疲労が蓄積します。
必要な睡眠や休息をとることなく働き続けた
パソコン操作や運転など、無理な姿勢を長時間続けた
ストレスなど心理的な緊張が続いた
といった原因が考えられます。
ゴムで大きなものを巻いて伸び切った状態で何年も放置しておいたら、すっかり固くなって伸び縮みしなくなった。という状況に似ています。
「突発型」
突発的な筋肉への過剰な負荷があり、筋肉が損傷します。
スポーツなどで、人体の許容範囲を超える角度まで体を曲げた
重すぎるものを持ち上げた
自動車事故で無理な力が加わった
といった原因が考えられます。
ゴムの強い力で引っ張りすぎて、パチンと切ってしまうのと同じです。
ぎっくり腰/急性腰痛症
腰の痛みや違和感などなかったのに、突然、腰の激痛の襲われることを、一般的にぎっくり腰と呼んでいます。急性腰痛症とも呼びます。
本人からしてみれば、元気に動き回っていたのにいきなり激痛に襲われるわけですが、疲労、無理な姿勢など長期にわたる筋肉への緊張が続いていたのに気づかず、許容範囲を超えたとたん激痛が走るのです。
火山の内部でマグマの圧力が高まっていたのに気づかず、いきなり噴火して驚くのに似ているでしょう。
激痛の悪循環
ぎっくり腰の経験者はよくご存じと思いますが、「痛くて動けない」というのが率直な感想です。じっとしていれば息がつけるのですが、手を持ち上げる、鼻をすする、といったちょっとした動きでも激痛が走ることがあり、「また、激痛が走ったらどうしょう」という恐怖から動けなくなってしまうのです。
人間の習性として、痛いと怖くなり緊張するものです。
歯医者の治療をする時に、痛みを予想して全身が緊張するのと同じです。
過緊張を起こして腰が痛むのに、痛みからさらに緊張が増し加わるので、過緊張が進みさらに痛みを感じるという悪循環を引き起こしてしまいます。