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こんにちは、「shisei整体院」です。
関節リウマチ①の続きです。
【関節リウマチの治療】
関節リウマチの治療法としては薬物療法と理学療法、外科手術の3つが挙げられます。
薬物療法
関節リウマチに用いられる薬は様々です。複数の種類の薬を並行して使用することになります。
①抗炎症剤・・・・炎症を抑えて痛みを和らげる薬です。非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)やステロイド系抗炎症剤を症状の程度や用途によって使い分けます。ある程度経過した関節リウマチによる関節の炎症は強いので、抗炎症剤は初期から必要になります。
②抗リウマチ剤・・・・免疫の異常に働くリウマチ用の薬です。免疫調整剤や免疫抑制剤などを用います。効果が出るまでに2~3ヶ月ほどかかるので、出来るだけ早期に投薬を開始することが必要です。
③生物学的製剤・・・・生物によってつくられるたんぱく質などを利用して作られた薬です。
関節リウマチになると、関節破壊を引き起こす免疫に関わる物質であるサイトカインが異常に分泌され、生物学的製剤にはこのサイトカインの働きを抑える効果があります。
理学療法
いわゆるリハビリテーションです。理学療法にはさらに運動療法や温熱療法、作業療法や装具療法があります。
①運動療法・・・・運動や体操を行うことで関節や筋肉の機能低下を防ぎます。
②温熱療法・・・・ホットパックやアイスパック、赤外線や超音波、電気刺激やマッサージなどで血行を改善し、痛みを和らげ
ます。
③作業療法・・・・運動と似ていますが、手芸や工作などでより細かい作業を行うことで関節の機能低下を防ぎます。
④装具療法・・・・固定装具を装着して、関節の変形を防ぎながら矯正します。
外科手術
関節の変形が著しく機能が失われたものに対しては、外科手術を行う必要があります。
①滑膜切除術・・・・・・・炎症が起きている滑膜を切除して、痛みや変形を防ぐ方法です。最近では薬の実績が上がっている
ため 、あまり適応されなくなってきました。
②人工関節置換術・・・・破壊された関節を切除し、部分的に人工関節と置き換える方法です。関節の機能が失われ日常生
活に支障がある場合に適応されます。
③関節固定術・・・・・・・・破壊された関節を固定してしまうことで安定させ、同時に痛みを消してしまう方法です。指先など多
少動かなくても問題ない関節に対して適応されます。