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こんにちは、「shisei整体院」です。
鍼灸は本当に不妊に効果があるのか?①の続きです。
多様性に富む日本の鍼灸
日本での鍼灸の歴史は約1200年と言われ、特に江戸期には鍼管の発明や目の見えない人の保護政策として、日本独自の鍼灸療法が確立されました。そのため、現代の日本では伝統医学から現代西洋医学まで、様々な理論や診療技術があり、他国の鍼灸と比べると多様性に富んでいます。
伝統医学の代表としては「経絡治療」や「中医鍼灸」があり、現代西洋医学の代表としては「神経反射理論」や病態把握に基づく「鍼灸療法」があります。鍼灸院では、経絡治療をベースに現代鍼灸や最近普及しつつある頭皮鍼の一種、山元式新頭皮鍼。更に、より効果を高めるため、低周波鍼通電療法やレーザー鍼(直線偏光近赤外線・スーパーライザー)等を併用しています。
不妊鍼灸の選び方については、以下をご参照ください。
鍼灸の治療的作用
ここでは、鍼灸の治療的作用と、それに付随する不妊領域への応用について紹介します。
鍼灸の鎮痛作用
鍼灸刺激は、ポリモーダル受容器(侵害受容器)をはじめとする各種の感覚受容器を興奮させ、鎮痛効果をもたらします。ポリモーダル受容器とは痛みを感じる感覚器官で、機械・化学・熱刺激のいずれにも反応するため、鍼灸刺激の末梢受容器(経穴=ツボ)の有力候補とされています。また、炎症関連物質によって反応性が高まることから、圧痛点(阿是穴・あぜけつ)や痛みの引き金になるトリガーポイントの成因の一つとも考えられています。
婦人科領域において鍼灸は、生理痛などの痛みに対する予防・治療の効果を発揮します。また、生理痛を治療、予防することにより、妊娠しやすいカラダを作ることが可能です。なぜなら、生理痛は多くの場合、体調と密接に関わっていることが多く、生理痛を改善することで、妊娠される患者さんが多くいます。
排卵には、プロゲステロン及びその受容体とプロスタグランジンの合成が必要ですがプロスタグランジンの生成を妨げる薬に、解熱・鎮痛剤などの非ステロイド性消炎鎮痛薬(アスピリン・ロキソニンなど)があります。こうした薬を使わずに鍼灸治療によって重度の生理痛を治し、自然妊娠した症例を数多く経験しています。
また、鎮痛作用として鍼灸が思いのほか不妊領域にて役に立つのは、採卵後の痛みや不快感に対する処置です。採卵後、下腹部が重いといった症状を訴える方が大変多くいらっしゃいますので、鍼灸にてある程度痛みを和らげることが可能です。
こんにちは、「shisei整体院」です。
鍼灸は不妊に効果的?
「胚移植前に鍼灸治療を受けることにより、妊娠率と生産率が有意に上がる」とされています。
一方で、「鍼灸施術の方法とタイミングを標準化しなければ、プラシーボ効果の範囲をこえないだろう。」
しかし、鍼灸も漢方と同様に、その方法とタイミングを標準化することは至難の業です。なぜなら治療は、ひとり一人違う身体の様々な状態に合わせて行うため、同じ人であっても毎回手順や鍼を刺す場所が違うからです。
不妊の原因は様々です。私は講演会などで、よく「不妊に効くツボを教えて下さい。」と聞かれるのですが、不妊の症状でもなく、病気でもありません。不妊の様々な原因によって起こる結果です。ですから、その様々な状況に合わせてツボや治療が必要になってきます。当然ながら「針灸が不妊に効く」と単純には言えません。鍼灸は不妊に効果的ではあるけれど、それは不妊の原因をしっかりと把握し、その原因に対して適切な治療を行えばということなのです。
人はなぜ不妊になるの?
人間の体は高度の発達した神経系や内分泌系を持ち、それを絶妙なバランスで制御するシステムを維持することで健康を保っています。しかし近年、生活スタイルや食生活の激変により、このシステムを維持するのが難しくなっています。
システムが崩れると、妊娠に関連する中枢神経系とホルモン系の統合的・共同的な行動がうまく働かなくなり、それにより妊娠しにくくなると考えられます。また、原因不明な不妊の多くは、この絶妙なバランスが崩れたことで起こると考えられます。
このような場合、体のパーツごとに分けて診る西洋医学ではなく、カラダ全体を小宇宙と考え、カラダ全体のシステムを総合的に診る鍼灸が力を発揮します。鍼灸はカラダにあるツボへ鍼を打つことによってカラダのバランスを制御するシステムを働きかけ、崩れてしまったバランスを回復する手助けができるのです。
こんにちは、「shisei整体院」です。
肩こりの症状や原因・診断と治療方法①の続きです。
肩こりを誘発する基礎疾患としては、胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群や頚椎症(けいついしょう)といわれる疾患群があります。
頸部から出て上肢へ行く神経は、いったん頸部の筋肉間や鎖骨下を通過しますが、この部位で神経や血管が引っ張られたり圧迫されたりすると、首、肩、腕、手などの痛みやしびれが生じます。これを胸郭出口症候群といい、肩こりを続発することもあります。
また、頚椎の骨棘(こっきょく)が生じたり、椎間板の高さが減少すると頚椎症といわれる病態になり、頚椎部の根本で神経の根本や脊髄が圧迫されることがあります。この場合も肩こりが続発しやすくなります。
治療の方法
基本的には両肩周囲の筋肉の疲労や過緊張が原因になるので、筋肉や姿勢に対するアプローチが有効なことが多いです。疼痛が強い場合には、消炎鎮痛薬や筋弛緩薬の内服、パップ剤の貼付(ちょうふ)、電気刺激やレーザー照射による鎮痛処置、局所注射、神経ブロックなどを行います。
予防するためには、肩甲骨の持ち上げや両腕拳上体操を行い、僧帽筋などの筋力を日頃から鍛えておきます。
頸部や肩甲骨のストレッチは血液の循環を促進させて筋を弛緩し、慢性化した局所的な筋緊張の緩和に有効です。
自分で筋肉をバランスよく動かしていくことが重要です。
労働中は、作業中の姿勢に気を配り、作業机と作業者の体との距離を遠過ぎないように、肘や手首の台の上に置いて仕事ができるように工夫することも大切です。
肩こりに気づいたらどうする
症状が増悪する場合や、作業をやめても変わらない場合は、整形外科へ一度相談に行くべきです。
前記の基礎的疾患がなければ、日頃からの予防により症状の増悪を防ぐことはある程度可能と思われます。
こんにちは、「shisei整体院」です。
肩こりとはどんな病気か
後頭部から肩、および肩甲骨にかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍痛等の症状を伴う病気です。国民生活基礎調査によると、男性の1000人に58人、女性の1000人に123人が肩こりを訴えています。
「頸部(けいぶ)痛(首痛)」や「肩痛」を表現する英語があるのに対し「肩こり」を表現する英語がないとよくいわれており、日本人の多くが自覚する慢性的な違和感や緊張感をを伴った症状の病気です。症状が悪化すれば、コリを感じる部分が拡大したり、頭痛、顔面、上肢の痛みを伴う場合もあります。
原因は何か
上肢と体幹は、骨としては鎖骨のみでつながっており、肩甲骨を介して肋骨の上に浮いているだけの状態になっています。このため、僧帽筋(ぞうぼうきん)をはじめとする頭頸部から肩甲骨についている筋肉が肩、腕の重みを全て支え、非常に負担がかかりやすい構造になっています。
肩こりとは症状を表した病名であり、肩こりを来す病気には様々なものがあります。基礎疾患を伴わない(身体に明らかな損傷のない)いわゆる「肩こり」と整形外科(脊椎(せきつい)・肩・末梢神経疾患など)
内科(心筋梗塞(しんきんこうそく)、肺疾患(はいしっかん)、肝胆道疾患(かんたんどうしっかん)、パーキンソン病、リウマチ性多発筋痛症など)、眼科・耳鼻科・歯科疾患などの基礎疾患を伴う肩こり、そして心因性(ストレスなど)のものに大別できます。
基礎疾患を伴わないいわゆる肩こりは、若者の場合は、骨の成長が筋・腱の成長よりも急速なために生じる体の柔軟性の低下や不良姿勢に起因した場合が多く、働き盛りの年代では、長時間の精神的緊張下での単純作業中に発生することが多いといわれています。高齢者では、老化に伴う基礎疾患を伴った肩こりの割合が多く見られます。
こんにちは、「shisei整体院」です。
産後はチャンス!骨盤矯正で理想の体型をゲットする4つの方法④の続きです。産後の骨盤矯正は出来るだけ行うこと!
そもそも産後の骨盤矯正はなぜ必要なのでしょうか。
骨盤矯正を行わないことのデメリット、行うことでもたらされるメリットについてご紹介します。
骨盤矯正をしないデメリット
骨盤が正しい位置に戻らずに歪んだ状態で固定されてしまうと、次のような症状を引き起こします。
①血液やリンパのつまり、②太りやすくなる、③むくみ・セルライト、④肩こり・腰痛・頭痛,⑤婦人科系トラブル・更年期への障害 そのメカニズムは次の通りです。
骨盤が正しい位置に戻らずに歪んだ状態で固定されてしまうと、骨盤周辺の筋肉は硬くなり、血液やリンパの流れが悪くなります。血液やリンパの流れが悪くなると、新陳代謝が低下し、脂肪の燃焼がうまくいかなくなってしまうため、太りやすくなります。
さらに、老廃物が蓄積されることで、むくみやセルライト、肩こりや腰痛、頭痛の原因にもなります。
また、骨盤は、背骨や頭蓋骨といった上半身と下半身を繋ぐ、身体の土台になる部分です。
そのため、骨盤の歪みは背骨の歪みにもつながり、内臓などにも影響が出やすくなってしまいます。
その結果、不妊等の婦人科系トラブルや更年期に与える影響も非常に大きくなるのです。
このように、骨盤を正しい位置に戻さないことによる体の不調は、連鎖的に様々な症状を引き起こします。
ここに挙げた以外にも、耳鳴り、肌荒れ、目の疲れ、倦怠感、便秘、下痢、胃腸不良、気管支炎、喘息、手足のしびれ、関節痛、冷え性、不眠症、貧血、めまい、肥満、痩せすぎ(過食症・拒食症)、自律神経の乱れなど、多くの症状の原因となることがわかっています。
今自覚症状がなくても、将来的に大きな疾患を引き起こす可能性がありますので、積極的にケアをしましょう。
正しい骨盤矯正で産前よりも美しく
骨盤を正しい位置に戻すことで、内臓も正常な位置で機能し、疲れにくく、痩せやすい体質に改善することができます。
骨盤が正常な可動範囲で動くことで、骨盤周りの筋肉の血行が良くなるため、基礎代謝が上がり、痩せやすい体になるのです。
その他にも、血液のリンパの流れがよくなることで肌は明るくなり、代謝が上がることで肌のキメも整います。
産後という身体の大きな変化の時期を上手に利用することで、女性は体を整え、体質を改善して、産前よりも健康に、より美しくなることもできるのです。
産後はすべてが赤ちゃん中心の生活になるため、心身ともに疲れ、ストレスを抱えがちです。また、育児の忙しさから、自分にかまっている時間がないと身体のケアを怠ってしまう方が多いのも事実です。
しかし、忙しい事を理由にしていては、せっかくの美しくなれるチャンスを逃してしまいます。育児はストレスが大きいものだと認識したうえで、積極的に自分の身体を整えるように心がけましょう。